新年度のご挨拶
鹿屋商工会議所 会頭 坪水徳郎
本日は、『鹿屋商工会議所第127回通常議員総会』を開催致しましたところ、議員の皆様には、年度末のお忙しい中、ご出席戴き誠にありがとうございます。
さて、社会・経済活動に甚大な影響を及ぼし、あらゆる行動・思考・価値観に変化をもたらした、コロナ禍も4年目となりますが、今月13日からマスク着用ルールが緩和され、5月8日には新型コロナの感染症法上の5類への引き下げも予定されており、ここに来て、大きく局面が変わって参りました。
足元の日本経済は、野球のWBCでの日本代表の14年振りの優勝の感動に加え、コロナからの正常化に伴う個人消費や設備投資の高まりもあり、今後も回復基調での推移が期待される中、原材料・エネルギー価格の高騰・人手不足や人件費の増加など、企業収益が圧迫される状況が続いており、多くの中小企業が極めて厳しい経営環境に置かれております。
政府には、当面の資金繰りや人手不足対策はもとより、安定したエネルギー供給の確保・個人消費の喚起、人と企業が輝く地方創生の推進など、ビジネス環境整備や税・財政支援にて、強力に後押しして戴きたいところです。
このような中、令和4年度も当所では、コロナ対策事業を中心に会員企業の事業の継続と雇用の維持のため、各種経営相談に対して伴走支援に努めて参りました。
『令和5年度事業方針』については、行動指針(案)に示した通り
【新型コロナウイルスの影響を受けた企業に対する継続支援及び『中小企業の活力強化』と『地域の活性化』を両輪とする、地域経済の持続的な成長・発展に努める】を柱として、委員会・部会の開催や「会員の集い」の実施を通じて、会員の皆様の声を結集して、諸事業を展開して参りたいと考えております。
今年は、仕切り直しとなった『燃ゆる感動:かごしま国体・かごしま大会』開催への期待感、10月からの『消費税インボイス制度』導入に対する不安感などが入り交じっておりますが、今後のウイズ・アフター・ビヨンドコロナに向けての対応が大切だと認識しております。
鹿屋商工会議所は、令和5年度も地域と共に『行動し信頼される商工会議所』として、<鹿屋・大隅地域の経済的自立と地域活性化>をめざし、行政並びに関係機関との連携を図り、全国の商工会議所ネットワークを活用し『地域社会に貢献する総合経済団体』としての使命を果たして、会員の皆様に真に頼られる組織であり続けるため、最善を尽くす所存でございます。
役員・議員・会員の皆様には、一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、あいさつとさせて戴きます。